

〔205〕
今日の瞑想中に「意識が出来るだけはっきりした状態でやることが大事」というお話がありましたが、「意識がはっきりした状態」と「思考が高速で回転している状態」の違いがよくわかっておりません。 瞑想中の「意識がはっきりした状態」とはどんな感じなのかヒントをお教えいただければ幸甚です。 瞑想中の意識がはっきりした状態とは、「常に気づきのある」状態とも言えますが、これでは答えになっていませんね。では「常に気づきがある」状態とはどのような状態でしょうか。まずは今、この瞬間に意識を向けていること、その上で自分の意識がどこに向いているかに気がついていることが必要です。それによって今、この瞬間の変化に気がつくことができます。 「思考が高速で回転している」時でも自分の状態に気がつけていれば、「意識がはっきりした」状態と言えます。しかし、そのような時には思考に注意が奪われ、自分の状態に気づけていないことがよく認められます。
2 日前


〔204〕
瞑想会に参加した今日、チケットの抽選に外れるという不可抗力な出来事があり、かなりがっかりしておりました。しかし、瞑想をして、「そんなこともあるさ」という気持ちになれたように思いました。 瞑想を通して「そんなこともあるさ」と思えたとのこと。言葉のニュアンスから、がっかりした気持ちをうまく手放されたのではないかと感じました。 マインドフルネスでは、不快な感覚への向き合い方を「手放す」と表現することがあります。これは、「握りしめていたものが、広げた手のひらからやがて飛び立っていく」ようなイメージです。 不可抗力な出来事に対して「なんでなんで」と考え続けたり、その思考を無理に追い出そうとして、かえってそのことばかり考えてしまう──。もしそうした状態が起きていれば、それは「手放す」と逆の対応かもしれません。 今この瞬間の感覚にしっかり気づき、たとえそれが不快なものであっても、優しい好奇心をもって観察してみる。そのプロセスを通して、真の納得感や冷静な判断が生まれてくるのだと思います。 素敵な体験をシェアしてくださり、ありがとうございました。
11月27日


